※本ブログでは、法律上は「暗号資産」と呼ばれますが、一般的に広く使われている「仮想通貨」という言葉で統一して表記しています。
「自分は大丈夫」と思っていませんか?
「投資詐欺は、お金に欲がある人が騙される」と思われがちです。
でも実際は違います。
詐欺グループが最初に狙う人には、いくつかの特徴があります。
そして、実際に詐欺に遭った私自身、その多くに当てはまっていました。
(詐欺に遭った詳しい内容はこちら→実体験 仮想通貨詐欺LINE実録)
こちらの記事では、詐欺に狙われやす人はどのような人なのか、それはなぜかをわかりやすく解説しています。
詐欺グループが最初に狙う人の特徴
① 真面目でよく働く人
詐欺グループは、実はこういう人を好みます。
- 真面目である
- 責任感がある
- 一生懸命働く
- 約束を守る
なぜなら、こういう人は
- 約束を守ろうとする
- 相手を疑いにくい
- 誠実に対応する
からです。
当てはまるものはありませんか?
実は私もその通りで、最初の頃、詐欺師から
「その歳でなんでそんなに働くの?」
「あなたの身体が心配だ」
とよく言われました。
これは相手の生活をよく観察している証拠です。
② 人を大切にする人
詐欺グループは人の優しさを利用します。
例えば
- 相手を無視しない
- 丁寧に返信する
- 相手の話を聞く
こういう人は
信頼関係が作りやすい
のです。
③ SNSで自然に会話する人
詐欺は
- 怪しいメール
- 急な投資話
から始まるわけではありません。
私の場合のように
「この美しい写真はどこですか?」
という普通の会話から始まります。
だから多くの人が
詐欺だと気付かない
のです。
④ 忙しく働いている人
これも重要なポイントです。
忙しい人は
- 深く調べる時間がない
- 信頼して任せてしまう
- 説明をそのまま受け入れやすい
これは詐欺グループにとって
「狙いやすい条件」
になってしまいます。
私も毎日遅くまで仕事をしていました。
日本の仮想通貨取引所から海外の偽取引所に送金依頼をした時、
日本の取引所から詐欺に関与しているかもしれないというメールが来ても、
わけがわからないし忙しくて調べる暇もなかったので、
詐欺師に「どうしたらいいの?」と丸投げしてしまいました。
⑤ 投資に詳しくない人
意外に思うかもしれませんが、
仮想通貨に興味が強い人より
知らない人の方が狙われます。
理由は簡単です。
- 専門用語がわからない
- サイトの違いに気づきにくい
- 利益表示を信じてしまう
私も最初は仮想通貨や暗号通貨という言葉さえ知りませんでした。
これはまさに
詐欺の入り口としてよく使われる状況
なのです。
・投資に興味なし
・知識なし
・ただ会話していただけ
それでも詐欺は進んでいくのです。
そして一番大事なこと|詐欺は「信頼できる人」を狙う
詐欺は
「騙されやすい人」
を狙うのではありません。
「信頼できる人」
を狙います。
だから被害に遭った人は
- バカだった
- 欲があった
わけではありません。
むしろ
真面目で誠実な人ほど狙われる
のです。
私が出遭った詐欺は、
人の信頼や優しさを少しずつ利用する形で近づいて来たのです。
欲が無くてもなぜ詐欺に遭ってしまうのか
詐欺師のよく使う手口の中のひとつに
欲を刺激する手口
があります。
私の場合も
「5万ドルの利益を得ることができた!」
とシャンパンの写真を送って来ました。
これは詐欺の世界では
実はかなり有名な心理トリックです。
しかし、私はその時
- うらやましい
- 自分も儲けたい
- すごい生活をしたい
とは思わなかったので、あまり反応はしませんでした。
私にそういった欲が無かったからです。
ではなぜ詐欺が進んだのか…。
ここが詐欺の怖いところです。
私の場合、動いたのは
欲ではなく「信頼」でした。
例えばこれです。
- 毎日LINEが来る
- 身体のことを心配される
- 私たちはよく似ている、同じ考え方をすると言われる
- いつも励まし、応援してくれる
これは投資詐欺の中でも
ロマンス型投資詐欺(恋愛感情や信頼関係を利用して投資に誘導する詐欺)
に近いタイプとのこと。
つまり
信頼関係から投資へ
という流れになるものです。
警察でもよく言われるそうですが
このタイプの詐欺は
とても賢い人でも被害に遭います。
理由は簡単です。
人は
お金の話より
人間関係の方を信じてしまう
からです。
私もそのとおりでした。
人はなぜ「違和感」を感じても信じ続けてしまうのか
私はLINEでの会話の中で一度だけ
「本当にあなたなの?」
と聞いたことがありました。
以前話したはずのことを彼が覚えていなかったのです。
実は、こういうことを多くの被害者が経験しています。
一度だけ「ん?」と思う瞬間があるようです。
多くの被害者が感じる「唯一の違和感の瞬間」
でもほとんどの場合
その違和感はそのまま流れてしまいます。(私もそうでした)
なぜそのまま信じ続けてしまうのでしょうか。
① すでに関係ができているから
詐欺は突然お金の話から始まりません。
最初は
- 雑談
- 日常会話
- 優しい言葉
- 相手を気遣う言葉
こうして信頼関係が少しずつ作られます。
その状態で違和感が出ると、人はこう思います。
「きっと私の勘違いだろう」
つまり
人は知らない人より、知っている人を信じる
のです。
② 自分が信じてきた時間があるから
人は一度信じたものを、簡単には否定できません。
例えば
- 毎日LINEをしていた
- 何週間も会話していた
- 相手の生活の話を聞いていた
そうなると
「今さら全部ウソだったとは思えない」
という気持ちが生まれます。
これは心理学で
「認知的不協和」
と言われるものです。
つまり
自分の判断が間違っていたと認めたくない心理
です。
③ 詐欺師は違和感を消すのが上手い
詐欺グループは違和感が出ることを知っています。
だから準備しています。
例えば
- 話題を変える
- 優しい言葉を言う
- 新しい情報を出す
- 利益の話をする
すると違和感は
そのまま流れてしまう
のです。
④ 人は「良い人だった」と思いたい
これはとても人間らしい心理です。
私の体験でも
- 身体を心配してくれた
- 優しい言葉
- 共感して応援してくれる
こういう会話があったので
心のどこかで
「悪い人ではない」
と思いたくなります。
だから詐欺は怖い
詐欺は
知識がないから騙される
わけではありません。
実は
人間の普通の心理
を利用しています。
- 信頼する
- 相手を信じる
- 自分の判断を信じたい
こういう自然な感情です。
だから詐欺は怖いのです。
でも、知識があったら詐欺を防ぐことができます。
投資の知識だけではなく、このような
「詐欺が狙いやすい人の特徴」
を知っておくだけでも、用心することができるでしょう。
詐欺に遭った後で自分を振り返ってみると、私は詐欺に狙われやすい人そのものだったということがわかりました。
この私の体験が、
「もしかして自分も?」
と気づく、立ち止まるきっかけになれば幸いです。
そして、少しでも違和感を感じたら「誰かに相談する」ことを忘れないでください。


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