偽サイトへ送られた資金

実体験談 仮想通貨詐欺(LINE記録)
実体験談 仮想通貨詐欺(LINE記録)

送金されない資金、Coincheckの守り

Instagramで知り合ったシンガポールのLucasuと名乗る男性から、暗号通貨の短期取引を勉強することを勧められた私は、彼に教えられるままCoincheckに登録し、彼の用意した「sacite」という海外取引所への送金手続きを進めました。
暗号通貨の短期取引を勉強することになったいきさつはこちら

しかし、Coincheckのカスタマーエクスペリエンス部から、「マネー・ロンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドラインに基づき、送金先との取引内容・目的の確認が必要」
というメールが届き、回答を返すよう求められたのです。

内容がよくわからなかった私は、そのメールを彼に知らせ、指示通りに返信しました。しかし、このメールこそが “彼が詐欺を働いている” と知らせてくれていた大きなサイン だったことに当時は気づきませんでした。

その後、私たちはCoincheckからの返事を数日待つことになります。

送金先をMetaMaskに変更

Coincheckからまだ返事はきませんか?

はい、順次返信します、という内容のメールが来ただけです。

日本の対応はそんなに遅いのですか? ではキャンセルできるか試してみましょう。他のプラットフォームにチャレンジしたほうがいいですね

こうして、何もわかっていなかった私は、彼に言われるままCoincheckアプリを開き、送金先をMetaMaskに変更する手続きをしたのです。

オーケー。 完成しました。 今私たちは10分ほど待つ必要があります。 資金があなたの財布に届くのを待ちます。

先生、今の操作の説明を聞いてもいいですか?どういうことをおこなったのでしょう?

今、私たちはあなたの財布にお金を送金しました。 後で入金したら、取引が必要なプラットフォームに移動して取引を行うことができます。

財布とはMetamaskですか?送金したお金というのは、最初に私が銀行から入金したお金を暗号資産の形にして、財布に入金したということですか?

プラットフォームというのは何ですか?

はい、そういうことです。あなたはとても賢いです。

coincheckはもう取引しないのですか?

Coincheckというプラットフォームは通貨を購入するプラットフォームです。
私たちが取引しているプラットフォームはsaciteプラットフォームです。
今、財布を開けて資金が入金されたかどうかを確認してみてください。
スクリーンショットを送ってくださいよ。

MetaMaskを開けてみたらいいんですね?

MetaMaskを開いてみると、0.36214ETHが入金されているのが確認できました。

そして資金は偽サイトへ送られた

hatoko、資金が到着しました。 今このページを動かさないでください。 そしてsaciteプラットフォームを開いてスクリーンショットをください。 今日は取引の勉強を始めることができます。

私はやっと取引の勉強ができるのだと、わくわくしました。
その後、彼の指示通りに

  • saciteのアドレスをコピー
  • MetaMaskの送金画面に貼り付け
  • ETHの額を入力して送信

この操作だけで20分以上かかり、私は「なんて面倒なんだろう」と思っていました。それでも彼は根気よく教えてくれ、
「自分には責任があるから」
という言葉を何度も口にしたのです。

私はその言葉を信じていました。

オーケー。 私たちはもう完成しました。 今、saciteプラットフォームの資金が入金されるのを待つ必要があります。私たちは取引できます。 今しばらくリラックスして休んでください。
今シャワーを浴びに行きます。それからsaciteプラットフォームの資金が到着します。hatokoもお風呂に入って、それから取引を始めるつもりです。

ETHは無事に送金されたように見え、彼も「資金が到着した」と言いました。しかし、それが 偽サイト sacite への送金だった のです。

今ならわかる、詐欺への流れ

私は彼から教えられるままにCoincheckに入金した10万円でETHを購入し、その全額をsaciteに送る手続きをしました。しかしCoincheckの確認メールで手続きが止まったので、彼は送金先をもう一つ登録させ、そちらに送金するよう変更したのです。それがMetaMaskでした。
MetaMaskから偽サイトsaciteへの送金はスムーズに処理され、私の資金は詐欺師の手の内へと渡ってしまったのです。

その時の私は、何もわかっていませんでした。でも、今ならそれがどういうことだったのかがわかります。その時の彼の気持ちも。
Coincheckから確認メールが届いたのは 日本のゴールデンウィーク直前
金融機関もサポートも動かない時期のため、彼は焦っていたのかもしれないな、とさえ思えるようになりました。

あれからもう7ヶ月経ちます。自分なりに仮想通貨の勉強も少しずつ進めて来ましたが、私の仮想通貨詐欺へのリベンジはまだまだこれからです。

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