彼は貿易会社のオーナー

実体験談 仮想通貨詐欺(LINE記録)

朝のやり取りと彼の正体

次の朝、私たちはお互いの朝食の写真を撮り、送り合いました。Lucasuが「写真をシェアして」とよく言うので、料理や風景などの写真を送り合っていたのです。

おはようございます!
写真をシェアしてくれてありがとう! 美味しそうな朝食ですね~
私の今日の朝食はシンガポールのグルメですよ。
朝食もコーヒーが好きですか? 同じ習慣ですね。

今、仕事中です。
私は毎朝コーヒーを飲みます。ご飯を食べながら(笑)
そちらも美味しそうな朝食ですね。ricepaperで巻いたものですか?

笑う。 私も毎朝コーヒーを1杯飲んで朝食に合わせます~
挽きたてのコーヒーが大好きです。
これは豆製品で包まれています。
シンガポールではこの豆製品を豆皮と呼んでいる。

豆皮というものがあるのですね。豆にはデンプンが無いので、デンプン質のものを混ぜて作っているのでしょうね。栄養はありそうです😊

はい、とても栄養があって美味しい食べ物ですよ~

仕事しないと💦
Luosenもきょうは仕事があるのではありませんか?

私は今オフィスに座っていますよ~
私の仕事は相対的にそんなに忙しくない。
私は優秀な技術チームを持って会社の管理を手伝ってくれたからです!
でも、もうすぐ昼休みです。

あなたも仕事中にLINEしてるのですね(笑)
では昼休みまでちゃんと仕事しましょう。

笑う。 誰も私を制限できませんよ~
私は私たちの会社のオーナーだからです。

初めて出てきた「暗号通貨」という言葉

Lucasuは貿易の仕事をしていると言っていました。私は「ああ、そうか。この人は社長なんだ。」と思っただけで、どのような貿易をしているのか、どれほどの規模の会社なのかということは気にしませんでした。Lucasuの仕事についてあれこれ詮索しようとは思っていなかったのです。
そして彼は次のように言いました。

今は仕事でも私が対応することは何もないので、あなたのメッセージに返信しながら暗号通貨(仮想通貨)の市場を分析します。

暗号通貨」…初めて聞く言葉でした。自分の知らない世界のことをこの人はしているんだな、と思ったので、敢えてそのことには触れませんでした。

孫娘の心配

その夜、私のところに孫娘が遊びに来ました。彼女には先にLucasuのことは話していたのですが、
「それって、大丈夫なの?詐欺とかじゃないの?」
と心配されていたのです。

私の孫娘は、あなたとのメッセージのやり取りを、詐欺ではないかと心配していました。
きょう来たので、メッセージのやり取りをチェックしていましたよ。
これなら、今のところは大丈夫かな。
と言っていました(笑)
先程バイクで帰って行きました。

笑う。 備えの心理を持つのは素晴らしいですよ~
私は生活の中でも他人に備えます。 これはとても普通のことなので、よく理解しています。
hatokoは私が詐欺師のようだと思いますか? 笑う

正直に言うと、メッセージのやり取りをはじめた後で、詐欺だったらどうしようかなと思い、LucasuのInstagramの内容を見てみました。プロフィールであなたは
努力しても必ず成功するわけじゃない。でも努力をやめたら必ず失敗する
と記していましたね。
それを読んで、この人なら大丈夫だと思いました。

実はどんなことにも二面性がある。 重要なのはあなたが彼をどう見るかです。 私も最近日本の詐欺について聞いたことがあります。 だから私を信じてくれて本当にありがとう!
この言叶は単なる名言ではない。 そして私の生活の中での仕事のスタイルでもあります。 私のモットーです。 私は生活に失望するたびにこの言葉を考えます。この言葉は私を原動力にしています。

あなたが何度も海外旅行をしていることや、様々な美しい景色や場所の写真を見たりして、あなたが裕福な暮らしをしている人だと感じていました。
きょう会社経営をしていることを聞いて、やっぱりなと思いました。
私はお金も何の地位もないただの女性です。しかも、もう65歳になっています(笑)
でも、こうしてLINEでメッセージをやり取りするだけなら、お金も地位も関係なく、友達として向き合えますよね。そうしてもらえて嬉しいと思っています。
私はこれから、あなたからいろいろなことを学ぶでしょう。
そしてこんな私が、何かあなたの役に立つようなことがあれば嬉しく思います。

おっしゃることはよくわかります。 でもご安心ください~
友達同士は助け合い、励まし合うべきだと思います。 互いに平等な関係。 私たちの交流の中で私も互いに多くの新鮮なことを学ぶことができて、これはとても面白くて有意義なことです。
まして私たちの間にはこんなに多くの共通点があります。 このような友達に会うのは大変です。 だから私はあなたとの友情をとても大切にしています

落とし穴に気づかなかった私

私はすでにLucasuとのLINEチャットが楽しくなっていたので、孫の「今のところは大丈夫」という言葉に少しほっとしていました。
「Lucasuは暗号通貨というものの市場分析なんかをしてるみたい。暗号通貨って知ってる?」
「えっ?知らない。仮想通貨とかみたいなもんじゃないの?」
孫も暗号通貨のことは知らないようでした。私は仮想通貨という言葉は聞いたことはあるなあ、程度でした。

暗号通貨…なんとなく気にはなりつつも、Lucasuがどういう立場の人であっても、親子ほど歳の差があっても関係なく、友達として私を受け入れてくれていることに喜びを感じていたのでした。
まさか、この「暗号通貨」という言葉が、後に私の人生を大きく揺るがすことになるとは、その時はまだ知る由もありませんでした。

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