仮想通貨詐欺の全体構造|LINE投資詐欺はこうして人を騙す
※本ブログでは、法律上は「暗号資産」と呼ばれますが、一般的に広く使われている「仮想通貨」という言葉で統一して表記しています。
「この美しい建物は日本のどこですか?」
たった一通のメッセージから、
私は仮想通貨詐欺に巻き込まれました。
気づいた時には、
お金も信頼も失っていました。
当時の私は何も知らずに、ただその問いかけに答えただけでした。
しかし、それが詐欺の入口、そのまま詐欺の流れに引き込まれてしまったのです。
この記事では、私の体験をもとに、SNSから始まる仮想通貨投資詐欺の流れを整理して書いています。
またこのブログでは、詐欺師との実際のLINEのやり取りを公開しています。
LINE記事はこちら実体験談シリーズ 仮想通貨詐欺(LINE記録)
詐欺の入口はSNSの「何気ないメッセージ」
私はInstagram投稿をしています。
ある日、私の投稿写真に「いいね」をたくさん押してくれた海外の人から、メッセージリクエストが届きました。
「この記事の建物はとても美しいです。
この場所がどこにあるのか教えてもらえますか?
機会があればここに旅行してみたいです。どうもありがとう。」
いつもなら削除してしまうこのようなメッセージに、その時はたまたま返信してしまいました。
「これは京都です。」
すると相手はそれをきっかけに、次々といろいろな問いかけをしてきました。
「京都は美しいところです。あなたもよく京都へ旅行するのですか?」
「京都の嵐山竹林に行ってみたいのですが、行ったことがありますか?」
私はそのまま素直に返信を続けていました。
詐欺師は「共通点」を作る
このメッセージのやり取りの中で、相手は二人の共通点を見つけては喜んでいました。
「私たちは美しい景色を楽しむのが好きな人のようですね。」
「あなたも、生活の中の美しいことを記録するのが好きな人ですね。私も美しいものに出会った時に写真を撮るのが大好きです。」
また、日本は大好きな国だ、冬には北海道にスキーに行っているのだということや、私たちはよく似ている、こんなにも気持ちが合うと楽し気な様子で会話を続けていました。
そして
「私たちは友達になれる。」
「京都に行ったら、一緒に食事しましょう。ご馳走しますよ。」
「私たちの出会いは本当に縁があると思います。」
などと言い、
「私はInstagramをよく使わないし
LINEの方がコミュニケーションがより簡単になるから」
とLINEへの切り替えに誘導して行ったのです。
投資の話はすぐには出さず、信頼関係を築く
LINEに切り替えてからも、更にその日の会話は続いていきました。
相手はシンガポールの男性だということがわかりました。
私はその日、初めて海外の人と友達になり、親友と呼ばれ、長時間の会話の後は
「ああ、楽しかった」
と眠りについたのでした。
それはまさに相手の「会話のマジック」に引っかかってしまった、詐欺の始まりだったのです。
この時、もし投資の話などが出ていたとしたら、私はきっと不審に思い用心したでしょう。
でも、その後も毎日お互いの様子や食事の写真などを送り合って、他愛のない会話をしていました。
すでに私の中で彼は「いい人」になっていたのです。
LINEでのやり取りをはじめて3日目に、彼から自分は貿易会社のオーナーだということや暗号通貨の市場調査をしながら私とLINEしているという話が出ました。
私はこの時、初めて暗号通貨(仮想通貨)という言葉を知りました。
何もわからないので、それについては何も触れませんでしたし、彼もそれ以上のことは何も言いませんでした。
実はその夜、私のところに遊びに来た孫に彼のことを話すと、詐欺ではないのかと疑ってLINEのやり取りを全てチェックしたのです。
でも、「これなら大丈夫かな。」と孫も言ってくれたので、私はすっかり彼を信用してしまいました。
信頼を深めるための心理誘導
身体を気遣う
私は複数の仕事を掛け持ちしていたため、週に何回かは夜遅く帰宅する日があります。
そんな私を、彼はいつも気遣ってくれていました。
「あなたが毎日大変で疲れていることを知っています。
眠くなったらゆっくり休んでください。
私もあなたの身体がとても心配です。」
「友達同士は助け合い、励まし合うべきだと思います。
私たちの間にはこんなに多くの共通点があります。このような友達に会うのは大変です。
だから私はあなたとの友情をとても大切にしています。」
私は彼の言葉を、そのまま彼の優しさだと受け止めていました。
暗号通貨やお金の話をする
ある日の夜、彼は今から暗号通貨の市場調査をしなければならないから、とLINEを中断しました。
そしてしばらくした後、市場調査をしたら明日とてもよい取り引きノードがあることがわかったと言ってきました。
私は何もわからないので、ただ「そう、良かったね。」とだけ答えました。
そして翌日、
「きょうも暗号通貨の市場調査をしていたのですか?
取り引きノードはうまくいきましたか?」
と聞いてしまったのです。
それをきっかけに、彼からのメッセージに「今、暗号通貨の市場調査をしている」ということがよく出て来るようになりました。
そして、「興味があるなら教えますよ。」と。
普通だったら「教えて!」となるのでしょうが、
私はそれに興味は無かったし、仕事や他のことで毎日忙しくて手一杯でしたので、
するつもりはないと答えたのです。
するとその後、彼は他愛のない日常会話の中に、何かにつけて私が無理しすぎている、
そんな年齢で何故そこまで働くのか、
あなたの身体が心配だ、などと言ってくるようになりました。
そして次第にお金の大切さ、必要性、お金が無ければ本当の意味での自由にはなれないというような話も出て来ました。
身の上話で共感させる
彼は子供の頃に家が貧しくて、両親が苦労して学校に通わせてくれたことや、貿易会社を持ったばかりの頃にコロナ禍となり、資金繰りに苦労した話などをしてくれました。
そしてそのコロナ禍の苦しい状況の時に、両親が無理してお金を作ってくれたことや、大学の恩師から暗号通貨の短期取引を教えられ、その投資で得た利益で乗り越えられたことなどを聞いたのです。
私はそれらの話をまったく信じていました。
「それはあなたの努力の賜物です。
きょうは頑張って来たあなたの話を聞くことができて良かったです。」
「はい、これは私の努力の結果です。
だから努力すればあなたが望む見返りが得られると信じています。」
しかし、後日詐欺とわかって警察に行った時、担当刑事はこう言ったのです。
「このLINEの中のことは、すべて嘘です。」
「儲かっている世界」を見せる
いつものように彼とLINEで会話をしていると、
「今、暗号通貨の短期取引を行うつもりです!
昨日の夜分析をしたらとても良い取り引きノードができました。
私はこのタイミングをつかまなければならない。」
と言って会話を中断しました。
そして30分ほどした後、シャンパンとそれを注いだグラスの写真を送ってきたのです。
「私は本当に嬉しいです!
さっきの取引から私は5万ドルの利益を得ました。
ワインを1本開けて自分のためにお祝いします。」
「それはおめでとう。
今夜はとても気分良く眠れますね。」
私は「5万ドル」がどれほどの金額なのか咄嗟にはわからず、計算もしませんでした。
ただ、取引がうまく行って儲かったんだなと思っただけでした。
そしてその時、彼は私にこう言いました。
「あなたも私と一緒に暗号通貨の短期取引を勉強すれば、毎日安心して寝られると思いますよ。」
「この利益の10%をチャリティーに持って行く予定です。」
彼は何気なく投資を勧め、毎回投資で得た利益を慈善活動に使っていることを話したのでした。
投資話を何度も勧めてくる
その後も変わらずお互いの生活の様子や趣味の話など、楽しい会話が繰り返されましたが、そんな中に彼は何度も暗号通貨の短期取引の話を持ち出すようになりました。
「今、暗号通貨の市場調査に行きます~。」
「暗号通貨に興味があって勉強したいなら、私も教えてあげますよ。」
「短期取引に投資して10年になり、自分だけの投資方法を持っています。」
しかし、私はそういったことに興味がありませんでした。
「このような楽で安定した副業はあなたのストレスを非常に効果的に軽減できると思います。
どうしてお金を稼ぐことに興味がないのですか?」
これまでずっと投資の話に耳を貸さなかった私に、彼は「とても困惑している」という言葉を使いました。
その時「不思議」ではなく「困惑」と言ったことに、私は違和感を持ちました。
おそらく、私の中の警報器が静かに鳴ったのでしょう。
しかし、私は彼が私のことを本当に心配してくれていると思い込んでいたので、その警報も「翻訳が間違っているのだろう」と聞き流してしまったのでした。
あなたのためと、投資の世界に引き込む
詐欺師は、一度掴んだ獲物は簡単には手放さないのです。
「もし私があなたを助けることができれば、私の心にはとても大きな達成感があります!」
「あなたがよければ、私はあなたの成長の飼料になり、あなたが急速に大きな木に成長するのを助けます。」
私は度重なる、私のことを心配する彼の言葉に負けてしまいました。
もともと「勉強」というものが嫌いではなかった私は、彼を先生と呼び、暗号通貨の短期取引というものを学ぶことにしたのです。
彼の言うままに日本の仮想通貨取引所(私の場合はCoinCheck)に登録し、お金を振り込みました。
そして彼の用意した海外の取引所への送金手続きをしたのです。
実は、仮想通貨は日本の取引所で売買ができ、むしろ初心者にはその方が安全で、海外の取引所に送金して取引する必要はないのです。
私は後からそのことを知りました。
偽サイトへ誘導
彼が用意した海外取引所は「Sacite」というサイトでした。
LINEでSaciteのURLを送ってきて、そこにアクセスして登録するよう指示されました。
CoinCheckへの登録も、Saciteへの登録もすべて彼がワンステップずつ細かく教えてくれました。
それが二人の「勉強」のはじまりだったのです。
60歳を越えた私にとって、それらの操作はなかなかスムーズにはいきませんでした。
何度もつまづいて、何度も後戻りして…。
それでも彼はとても根気よく、辛抱強く教えてくれたのです。
そのことが、更に彼を信用且つ尊敬する要因となりました。
「この人、なんてすごいんだろう」と。
ただ、その頃少し「おかしいな?」と思うことはいくつかあったのです。
それは
・Saciteプラットフォームをパソコンで開いたら、スマホの時の画面と違っていた
・彼が携帯電話で操作して下さいね、とパソコンでの操作を止めた
・パソコン画面でのSaciteプラットフォームには「Coinbase」と記されていた
(Coinbaseはアメリカの正規の仮想通貨取引所です)
・スマホでSaciteプラットフォームの他のページを見てみたら、中国語で表記されていた
・CoinCheckからSaciteプラットフォームへの送金には問題がある可能性があるから、確認させてほしいというメールが届いた
これらは、今振り返ればすべて詐欺へと繋がる警告ばかりです。
しかし、一旦信じた人に、まったくわからない世界の手ほどきを教えてもらっていた私にとって、それが間違いであるかどうかなど知る由もなく、ただただ、彼の教えるままに従っていただけでした。
Coincheckはすでに危険を警告していた
CoinCheckからのメールは次のような内容でした。
- 送金先に問題があるという報告がある
- 用途の確認をさせてほしい
- 回答しないと送金はできない
- お客様が詐欺に関与している可能性がある
CoinCheckはその時すで危険を警告してくれていたのです。
しかしそのメールの内容は、仮想通貨という言葉さえ知らなかった私にとって難しく、回答の仕方もどうしたらいいのかわかりませんでした。
「詐欺に関与している」とは、私が詐欺をしているということなのだろうか?と受け止められ、どうしてこのようなメールが届いたのかわからず、彼に相談したのです。
「詐欺に関与している」ではなく「詐欺に遭っているかもしれませんよ」という言葉だったらわかったのですが…。
彼は自分の指示した通りに回答すれば大丈夫だから、と回答の入力内容を教えてくれました。
しかし、それでもなかなかCoinCheckからSaciteへの送金は行われませんでした。
CoinCheckはきっと用心していたのだと思います。
ここが最後の分岐点だったのに…。
彼は送金先をSaciteからMetaMaskへと切り替えました。
MetaMaskは正規の海外ウォレット(仮想通貨をお財布代わりに預けることができるところ)です。
するとCoinCheckからの送金が実行され、彼はすぐにそれをMetaMaskからSaciteプラットフォームに送金させました。
こうして偽サイトSaciteでの短期取引がはじまったのです。
利益が出ているように見せる仕組み
Saciteでの暗号通貨短期取引は、選んだ暗号通貨(仮想通貨)を最安値で買い入れ、即、最高値で売るという操作で、すぐに売買は完了しました。
あとは翌日利益が出るのを待てばいい、とのことでした。
1回の取引で10万円が13万円になり、2回目の取引でそれが17万円ほどになったと彼は言いました。
更に投資額を増やせば利益もぐっと増えると言われ、そんな高額は用意できないと断っていましたが、2週間もすれば返せるのだからとローンを組むことを勧められ、私は無理をしてお金を用意してしまったのです。
4回目の取引を終えた時、彼はSaciteプラットフォームの画面のある部分を示しました。
「これはあなたの取引が成功した後の価格です。
12477USDT、そして元本は9599USDTです。
きょうは2878USDT稼いで日本円にすると40数万円になりますね。」
「まだ実感が湧きません。」
「これが暗号通貨の魅力ですよ。私たちは今、最も簡単ないくつかの通貨を試しているだけです。資金が十分にあれば利益はもっと大きくなります。」
そしてこれまでの元本110万円で、今の資金はすでに180万円になっていると言いました。
なぜそのような利益が出たのか、どこを見たらそれがわかるのかさっぱりわからなかったのですが、彼がドルで表された数字を示し、これを円に換算したらこうなるんだよと教えてくれました。
私たちの「勉強」は1回の操作ごとにスクリーンショットを撮って送り、そこから彼がマークしたところをタップするという形で進めていましたので、前に戻って画像の数字を見比べてみると、確かにこの操作で数字が変わって利益が出ているということがわかりました。
更なる高額投資の勧め、詐欺だと気づく
引き出せた10万円
私はこれでもうお金の心配をする必要がなくなったと喜びました。
借りたお金はひと月以内に返せばいいと思っていました。
しかし、自分のお金をすべて投資に回してしまったので、その月支払わなければならない固定資産税と自動車税が用意できませんでした。
それで彼にその資金から10万円引き出させて欲しいと申し出ると、最初は車や不動産に税金がかかるのか?それらを納めるなんて、老後の国に何の保障があるのかと言っていましたが、後日引き出す手続き方法を教えてくれ、その10万円は引き出すことができました。
「このように、いつでもあなたの資金は引き出すことができます。」
私もそう思っていました。
突然の勉強終了宣言。高額な収益額を見せ、資金を増やせば勉強継続と促す
ある日これが最後の勉強だと言って、いつものようにLTCの取引を行いました。
「先生、今回の取引で70万円ほどの収益があり、110万円は300万円を超す金額になるようです。
これは信じてもいいのでしょうか?
私は先生の言う通りにしているだけです。
これを私は受け入れてもいいのでしょうか?」
正直なところ、その時の私は大きな利益を得た喜びではなく、
「これは大変なことだわ。こんなことがあっていいはずがない。」と思ったのです。
たった数回の取引で、こんなに増えるなんて…。
しかし彼は、もっと勉強や取引の機会を増やせるよう、投資額を増やしたらどうかという提案をしてきました。
「きょうで勉強はもう終わりです。あなたはまだ勉強を続けたいですか?
現在21,107ドルになった資金を3万ドルに増やすことができれば、私たちはETHの取引を勉強することができます。
日本円で140万円くらいだと思います、準備できますか?
あと140万円増やすことができれば、私はあなたが1000万円を稼ぐのを助けることができます。」
私は彼の指示のまま操作しただけで、ほとんど意味がわからずやってきたので、なんとかわかるようになりたいと思っていました。
自分でちゃんと理解して操作できるようにならなければ、と。
だから、彼の突然の勉強終了宣言には「えっ???」と、わけがわかりませんでした。
そしてもっと勉強したいなら、さらなる資金が必要と言われ、私はまったく困ってしまいました。
姉に相談、これは詐欺
勉強は続けたいけど、お金はこれ以上用意はできない。
今までと同じように取引を繰り返していけば、資金が増えるはずだと思うのだけれど…。
でも、それは彼が増やしてくれたお金で、私の力ではない。
私の中に様々な葛藤がありましたが、一度姉に相談してみようと思いました。
すると、姉から
「それは詐欺よ。お金は全部換金しなさい。」
と言われたのです。
詐欺…。そうか、やっぱり詐欺だったんだ。
それまで何度か「おかしいな?」と思ったけれど、そんなはずはない、そんなことはないと流してきたことが思い起こされました。
姉から「それは詐欺」と決定打を出されてもなお、どこかで私は勘違いしているのではないだろうかとさえ思いました。
だってあの人はあんなにも根気よく、辛抱強く教えてくれた。
いくら詐欺でも、あそこまでする必要があるだろうか。
私はなかなか現実を受け入れられませんでした。
しかし、姉の言う通りなのです。
多額の手数料、出せないお金
詐欺とわかってからも、私は彼を刺激しないように今まで通りに会話を続けていました。
お金は用意できるかという彼に、姉に相談してみたけどだめだったと答え、
日本では暗号資産での詐欺被害が多いので、銀行でもローン会社でも何度も詐欺に引っかかっていないかという確認があり、簡単には借りられない状態なのだと話しました。
実際、その通りでした。
彼も、日本でそういった詐欺被害が多いことは自分も知っている。そういったことへの備えは必要だと言いました。
心の中はまだ彼を信じたいという気持ちを残しながら、姉と相談して彼から自分のお金を引き出す方法を考え、全額を引き出したいと言えば拒まれるだろうから、少額ずつ何回かに分けて引き出してみることにしました。
そして彼に孫が難病の疑いが出て、お金が必要になったからせめて10万円だけでも引き出したいと話したのです。
(実は、それは嘘ではなく、その時孫は本当に大学病院での再検査をすることになっていました。)
以前、彼はお金の必要性を話している時、
「たとえば自分の子供が重い病気になった、お金が無いから治せないとそのまま死なせるのか。そんなことは私は許さない。」
と興奮したように話していたので、孫の難病の話を聞いてとても心配してくれました。
そして全額を引き出す手続きの仕方を教えてくれたのです。
私は10万円だけで良かったのですが、利益を含めた300万円ほどの全額をSaciteプラットフォームから出金しMetaMaskに移す手続きを、彼の教えるまま操作して出金できる状態にまでしました。
ところが、その出金を実行するためには7%の手数料が必要だというのです。
その手数料は20万円を超す金額でした。
それを払えば、すぐにでも出金できますよと。
そしてSaciteプラットフォームからも
「出金手続きが完了しました。3日以内に手数料を払うように。期日が過ぎれば更に毎日延滞金が加算される」という脅迫めいた内容のメールが届いたのです。
私にはもうそんなお金はありませんでしたし、姉に話すと「絶対払ってはだめ、詐欺なんだから戻ってこないよ。」と。
彼になぜこんなことをしたの?、あなたは日本でよくある仮想通貨詐欺と同じことをしている、と問い詰めると
「私は騙していない。あなたを助けたかっただけです。手数料を払えば資金は出金口座に振り込まれます。」
という言葉を残して、それ以降連絡が途絶えました。
もちろん、Saciteからもその後何の連絡もありません。
結局、私はお金を取り戻す手立てもなく今に至っています。
詐欺はとても自然に近寄って来る
私は詐欺被害に遭いましたが、これは特別な人だけが騙される話ではありません。
詐欺はとても自然な形で始まります。
私の体験を通してその仕組みを伝えたいと思い、この記事を書きました。
私と同じ流れに入る前に気づいてほしいのです。
この詐欺被害は、知識があったら防げたかもしれないのですから。
このあと私は、なぜここまで騙されてしまったのか、
その“仕組み”を改めて整理しました。
同じ被害を防ぐために、詐欺の流れをまとめた記事も書いています。
参考になれば幸いです。


コメント