彼はシンガポールからやって来た

落ち込んでいる私のところに現れた彼

その日私は落ち込んでいました。同居夫の母が肺炎で入院したのです。おそらく私の風邪が元で母も風邪を引き、こじらせた結果の入院。私のせいで母にとてもしんどい思いをさせてしまいました。母は90歳でした。

家にポツンと一人でいると、Instagramからメッセージ承認依頼が届いているという知らせがあることに気が付きました。いつもなら無視して流しているのですが、たまたま一人することもなく家にいたので、どんなメッセージが届いているのかと開いてみました。

そこには以前投稿した私の写真と次のようなメッセージがありました。

こんにちは😊この記事の建物はとても美しいです。この場所がどこにあるのか教えてもらえますか？機会があればここに旅行してみたいです。どうもありがとう。😊

メッセージ申請を受け入れてしまった私

相手のアカウント名とメッセージ内容から、外国人であること、おそらくアジア系？ということが想像されました。私は少しの間どうしようかと考えましたが、気持ちが塞いでいたこともありメッセージを受け入れて返信をしたのです。

私：これは京都です。京都のどこかは忘れましたが、京都ではいろいろなデザインの鬼瓦を見ることができます。

彼：シェアありがとうございます。ここはもともと京都にあったのですね。京都にはたくさんの美しい観光スポットが私の旅行リストにあり、ずっと行ってみたいと思っています。

彼：日本のこれらの美しい風景には抵抗力がない。 あなたもよく京都のような美しいところへ旅行に行きますか？

私：京都は仕事や散策で行きます。近いのです。

彼：そうだったのか、わかりました。 京都のような美しいところで仕事ができるのは素晴らしいです京都の嵐山竹林は私がずっと見学したいところです。 嵐山竹林に行ったことがありますか。

私：嵯峨野には行きました。嵐山へも何度か行ったことはあります。

彼：笑う。 私たちは美しい景色を楽しむのが好きな人のようですね。 私は2年前からずっと京都へ旅行に行きたいと思っていました。 しかし、仕事が忙しいので、行く暇はありません。でもすぐに暇な時があります。 夏休み中に嵐山へ旅行するのはいいと思いますか？

私：日本は四季折々の楽しみがありますので、夏は夏の風物詩を見ることができるでしょう。 青紅葉がきれいだと思います。 ただ、京都は海外からのお客様が大変多いです。日本人よりたくさん歩いているかもしれません。

時間を忘れて続く会話

こんなふうに私たちの会話はどんどん続きました。

私：たくさん、いいね、を押して下さってありがとうございます。 実は以前にも何人か海外の人からメッセージ承認依頼を受けたことがあったのですが、よく分からないし不安があったので承認していませんでした。 今回あなたが初めてです。これも何かの縁だと思います。

彼：笑う。 ご丁寧に~ 私もよく違う国の人からメールを受け取ることがあります。 しかし、私は通常彼らのメッセージに返事をしません。 備えの心理を持つのはいいことだ。 あなたは本当に賢いですね。
縁というものは本当に不思議だと思います。 私たちは友達になれると思います。私をLucasuと呼んでいいです。

私：きょうは夫の母親が入院し、それが私の風邪が元になった肺炎のような気がして、気持ちが塞いでいましたが、あなたと出会えて、メッセージのやり取りをして、なんだか元気になりました。ありがとうございました。
私の名前はhatokoです。あなたのプロフィールメッセージを読みました。同感です。 私はもう若くはないですが、今も頑張っているところです(ง ･֊･)ง´-

彼：お会いできてうれしいです、hatoko。 笑う。 私の言うことはごもっともだと思いますね。 私たちは一生絶えず努力して絶えず勉強しなければならない。
自分を豊かにしてこそ、より良い生活を創造できる。

LINEへの誘い

実はこんなにポンポンと話がはずんで、調子がいいような気がする不安があって、彼のInstagramでのプロフィールを確認してみたのです。彼のプロフィールメッセージは
努力を諦めてはいけない。諦めたら必ず失敗するだろう。
というような内容のものでした。投稿している写真は美しい景色や料理の写真、フォロワー数も多く、こういう人なら大丈夫だと思ったのです。
そしてLINEに友達追加する誘いを受けたのでした。

彼：私たちはお互いのLINE連絡先、hatokoを追加できると思います。 私はInstagramをよく使わないからです。 LINEを追加すると、私たちのコミュニケーションがより簡単になります。
これは私のLINE名刺です。私を追加してもいいです。 LINEでhatokoに会えるのを楽しみにしています

彼はシンガポールから来た人

彼はシンガポールの人でした。シンガポール……よく聞く国の名前ではありますが、その国がどのような国なのか、どのあたりにある国なのか、その時の私にはシンガポールについてほとんど知りませんでした。